茨城県関連企業・団体新年展望

2024

ビールの新しい価値創出

アサヒビール㈱茨城支社
支社長 中村 大地

 昨年は新型コロナ感染症の5類移行に伴い、社会経済活動の正常化が進みました。外食の制限が解かれ、茨城県内でもイベントやお祭りが復活するとともに旅行者も大幅に増え、街にもにぎわいが戻ってきました。昨年10月に酒税法改正によるビール減税が実施され、ビール消費は追い風を受けておりますが、原材料・燃料価格の高騰や円安、飲酒人口の減少傾向を考えれば国内酒類市場の未来は決して楽観できません。

 この状況を踏まえ、当社は経営の基軸を「顧客価値の創出と向上(Value)」へと大きくシフトさせ、昨年も「ビールの価値向上と新しい価値の創出」などに取り組んでまいりました。

 「スーパードライ」はラグビーワールドカップ2023のオフィシャルビールとして提供され、開催国フランスをはじめ世界中のお客さまにブランドの魅力に触れていただく絶好の機会となりました。消費者のライフスタイルの多様化とニーズの変化を捉えた新価値提案として、アルコール分3.5%の「スーパードライ ドライクリスタル」も発売しました。今年も「スーパードライ」や「アサヒ生ビール(通称マルエフ)」など主力ブランドの価値向上に加え、お客さまが驚くような魅力的な新価値商品の開発にも挑戦し、驚きとワクワクにあふれた商品を続々と送り出していきます。

 また、環境に関しては、国内全工場のカーボンネーティブ達成を目指し、アサヒビール茨城工場(守谷市)では昨年、太陽光発電設備を増設しました。

 人と地球にやさしい事業活動に努め、「100年後も愛され続ける『未来のビール会社』」を実現していきます。


水戸市三の丸1-4-73 水戸京成ビル7階  すべては、お客さまの「うまい!」のために。


https://www.asahibeer.co.jp

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