茨城県関連企業・団体新年展望

2024

理事長、医師として前進を

社会医療法人 若竹会 つくばセントラル病院
理事長 金子 洋子

 昨年10月に理事長に就きました。つくばセントラル病院の創設者で父の竹島徹・前理事長から運営を託されました。重責を感じながら一日一日、粉骨砕身の思いで業務を行っています。

 筑波大学を1995年に卒業し、専門は腎臓内科です。2004年からつくばセントラル病院に勤務し、間もなく20年が経過します。

 理事長となり法人のスタッフに、理念や方針を浸透させる役割などを担いながら、外来や人工透析の現場で診療にも当たっています。医師の仕事は大変なことが多いですが、患者さんが喜んでくれると、人の役に立っていると実感し、やりがいを覚えます。

 つくばセントラル病院は1988年に個人病院として128床で開設しました。2013年には県から公益性の高い医療を行う「社会医療法人」として認可されるなど地域の基幹的病院となっています。

 22年11月に旧土浦協同病院跡地に「土浦リハビリテーション病院 介護医療院」を開設しました。介護医療院の稼働率は95%を超えています。また同病院では4月から新たに歯科外来を設ける予定です。要介護高齢者の口腔内ケアが強化され、誤嚥(ごえん)性肺炎の予防にもつながると思います。

 法人グループでは、医療、介護、福祉の複合体として、連携を深め、ブランド強化や働き方改革を進めます。その一つが8月から阿見町で稼働予定の一括調理工場です。衛生的な環境で調理、急速冷却し各施設に配送し、直前に再加熱し温かい食事を提供します。入院・入居中の〝食〟の楽しみを増やし、深夜早朝勤務者の負担軽減を図ります。

 「守成は創業より難し」という言葉がありますが、歩みを止めず前進を続けます。


つくばセントラル病院(313床) 牛久市柏田町1589-3 TEL029-872-1771
土浦リハビリテーション病院 介護医療院(138床) 土浦市真鍋新町11-7 TEL029-875-7888


https://central.or.jp/

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