茨城県関連企業・団体新年展望

2025

地域経済活性の原動力に

㈱茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント
代表取締役社長 川﨑 篤之

2026年より始まる新リーグ「Bプレミア」への参入を目指し、負けられない戦いが続いた一年でした。平均観客4000人以上、売上12億円以上、アリーナの改修確定という3つの条件をクリアするため、地域の皆さまと一丸となって挑んできました。昨シーズンの戦績は厳しいものでしたが、平均観客数は4619人、売上目標もクリアし、B1継続を達成しました。さらに、アリーナ改修が決定し、ライセンスを獲得することもできました。

この成果は、クラブの発展を受け入れていただき、地域全体の夢として多くの方々に共感いただいた結果だと感じています。創業10周年を迎える節目のシーズンですので、一つでも多くの勝利を重ねていきたいと思います。

Bリーグの市場規模は600億円に届く勢いです。国の後押しもあり、全国各所で1万人規模の大型アリーナ新設が続いています。大企業が経営参画するクラブの事例も増えました。しかし、スケールを追求する一方で、各クラブが地域活性に何をもたらし、地元の未来に必要とされるのか、その真価がより一層問われてくると考えています。

まず経営の質を向上させ、チームの強化と体制を整えます。さらに多くの人と感情を共有できるスポーツビジネスの特性を活かし、ロボッツが地域経済を活性化する原動力となり人やビジネスをつなぎ、まちづくりの核となることを目指します。また子どもたちが大人になったとき、「茨城ってやっぱりいいな」と思ってもらえるような地域貢献活動(M―HOPE)やまちづくりに力を入れ、バスケットボールのみならず皆さまから愛着を感じていただけるような活動を続けていきます。


水戸・つくばを中心に県内全域をホームタウンとしB.LEAGUE B1のプロバスケットボールクラブ。飲食事業や施設開発等ユニークなまちづくりが注目されている。


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茨 城 新 聞 社