茨城県関連企業・団体新年展望
2025
ボウリング場、間口広げる
㈱ダイガクコーポレーション
代表取締役 国本美加氏
昨年は、過去一番に人材不足の深刻さを感じた1年でした。年中無休で朝から深夜まで営業する形態は、近い将来見直しを迫られる可能性もあります。まずは弊社が何をもって社会に貢献していくかに立ち帰ることが大事で、2025年はその覚悟の年になるだろうと考えています。
「ボウリングを通じて地域の皆さまの健康に寄与する」というのが弊社のミッションです。ボウリングの持つレジャーの要素を大切にしつつ、スポーツボウリングの推進やシニア向けの「健康ボウリング教室」など健康事業を進めてきました。今年は、それを「人生100年を見据えた介護予防事業」としてブラッシュアップさせることを最重要課題とします。大学と共同でボウリングの科学的効能の研究を進め、そのエビデンスを基に介護予防につながるサービスを提供していきます。
もう一つの課題は、ボウリング場を「文化の場」として地域に開放していくことです。たとえば「ボウリング×音楽」。ボウリングを楽しむためのコラボイベントだけでなく、音楽を発表したい方々に会場を無償で提供するなど、箱の大きさを生かしていく予定です。他にも食や衣料、トレーニング、マインドフルネス、マルシェ、シニアや子どもたちの居場所づくりなど、地域の活性化に重きを置いた事業を展開していきます。
ボウリング場のお客さまは年齢もニーズも幅広く、長い時間を店内で過ごされる方や週5日以上ご来店する方もいます。今後はさらに間口を広げ、地域の皆さまにボウリング以外でもご利用いただけるように、楽しさや善きものを得られるように、地域に愛される第三の居場所=サードプレイスを目指します。
大学ボウル土浦本店 土浦市真鍋4-14-21(開場43年目)
大学ボウル水戸店 水戸市元吉田町1059-3(開場12年目)
「すべてのゲストにハピネスを」をモットーに年中無休で営業中
茨 城 新 聞 社