茨城県関連企業・団体新年展望
2025
女性の悩み、寄り添い診療
つくば国際ブレスト&レディースクリニック
院長 植野 映氏
2024年は、飛躍的な成長を遂げた「昇竜の年」となりました。在宅診療および訪問診療が本格的に軌道に乗り、多くの終末期患者さまに寄り添いながら支援することができました。患者さまの多様なニーズにお応えするべく、新進気鋭の女性医師を迎え、新たに婦人科を開設いたしました。乳腺外科では、スタッフ全員が全力で診断業務に取り組み、早期乳がんの発見において重要な成果を挙げることができました。
医師の働き方改革が進む中、病診連携がさらに一般化し、病院勤務医の負担軽減と同時に、患者さまの待ち時間が短縮されると予測しています。一方で、クリニックの需要が高まり、一般診療内科と専門性を強化したクリニックの二極化が進行するでしょう。特に専門性を求められるクリニックにおいては、高度な医療機器の導入とスタッフの技術向上がますます重要になると考えられます。
当院では、より専門性の高い医療提供を目指し、次の取り組みを進めます。
乳腺外科は、診断精度をさらに向上させるための機器更新、技師のスキル向上、医師の学会活動強化を進めます。
婦人科は、ファシリティ(施設、設備)を更新、大学と連携し、地域密着型・高精度の診療を提供します。
在宅診療部は、緩和医療を主体とし、スタッフ増員を図りつつ患者さま、ご家族に寄り添った医療を実践します。
女性特有の悩みは症状がさまざまです。専門医が一人一人に寄り添った診察を行い、子宮頸けいがん検診のほかに、超音波を用いた子宮・卵巣のチェックや体がん検診にも対応します。患者さまの立場を第一に、懇切丁寧な診断と治療を心がけています。
当院は、乳がんの診断と治療に特化した乳腺外科、幅広い一般的な婦人科診療、そして緩和医療を主体とした在宅診療部からなるクリニックです。
茨 城 新 聞 社