
政策企画部長 木名瀬貴久さん
新たな総合計画検討

きなせ・たかひさ 常陸太田市出身、在住。茨城大人文学部卒。1989年入庁。総務部次長兼知事公室長、県民生活環境部長などを経て2025年4月から現職。58歳。
- 本年度の取り組み方針は。
持続的な地域社会の発展のため「いばらき幸福度指標」を活用し、県政運営の基本方針である「第2次県総合計画」に位置付けられた施策を推進する。「活力があり、県民が日本一幸せな県」の実現を目指していく。
ー 本年度の重点的な事業は。
「いばらきカーボンニュートラル産業拠点創出プロジェクト」を進め、低炭素化・脱炭素化の促進に向けた県内企業のチャレンジングな取り組みを支援することで本県の将来を担う骨太な産業拠点の創出を図る。
また、「シン・いばらきメシ総選挙」の受賞グルメ等を県内外にプロモーションし、本県への観光誘客や地域振興につなげる。来年秋開催の次回総選挙に向けた準備も進める。「つくば霞ケ浦りんりんロード」などサイクルルートの受け入れ環境整備や国内外への情報発信も行い、地域の特色を生かしたサイクルツーリズムに全県的に取り組む。
つくばエクスプレス(TX)については、土浦延伸と東京延伸の一体的な実現に向けた必要な追加調査や分析を引き続き実施する。延伸事業計画素案の磨き上げを進め、延伸構想の実現を目指したい。
現総合計画の計画期間が本年度末までであることから、本県のさらなる飛躍を目指し、新たな計画の策定に向けた検討を進める。
- 県北振興については。
トレイルコース「常陸国ロングトレイル」とサイクルルート「奥久慈里山ヒルクライムルート」を活用した新規イベントを開催し、魅力ある地域資源を国内外に発信する。起業・複業型地域おこし協力隊の活動支援や中小企業の新事業展開を後押しし、ビジネスによる地域課題解決や地域の産業振興も図っていく。
