
立地推進部長 池田正明さん
主力拠点の誘致推進

いけだ・まさあき 専修大法学部卒。1990年入庁。計画推進課長、資源循環推進課長、土木部都市局長、土木部次長などを経て、2025年4月から現職。57歳。
- 企業立地などの状況は。
本県の立地優位性を多くの企業の皆さまから評価いただき、2023年の県外企業立地件数が7年連続で全国1位になるなど、全国トップクラスの実績を重ねている。
最近では、事業化から2年4カ月という短期間で完売となった県施行の工業団地「圏央道インターパークつくばみらい」で、日清食品やダイキン工業などが立地を決定し、茨城中央工業団地(笠間地区)では、ソントン食品工業がジャム、クリーム製品などを製造する新工場の建設を決定したほか、ひたちなか地区では、積水化学工業などが「バイオものづくり」の研究開発拠点の立地を決定するなど、多くの企業に本県を選んでいただいている。
つくばエクスプレス沿線においても、つくば市内の上河原崎・中西地区大街区への複合型商業施設の立地が決定するなど、事業用地、住宅用地の販売が着実に進んでいる。
ー 今後の誘致活動は。
産業用地の確保については、引き続き、「常陸那珂工業団地拡張地区」、「フロンティアパーク坂東」の整備にスピード感を持って取り組み、企業立地の受け皿となる産業用地を着実に整備していく。
企業誘致については、目まぐるしく変化する世界情勢など、社会経済情勢を的確に捉えながら、地域経済への大きな経済効果が期待できる半導体や次世代自動車関連などの成長産業をはじめ、本県の発展をけん引し、産業集積や雇用の好循環の核となるグローバル企業のフラッグシップ(主力)拠点の誘致を推進していく。
今後も1社でも多くの優良企業の立地を進め、県内における設備投資や雇用の創出を図り、地域経済の持続的な発展につなげていきたい。
