茨城県関連企業・団体新年展望

2026

信頼の発電機で防災寄与

㈱東京電機
代表取締役社長 塩谷智彦

非常用発電機は設置する建物ありきなので、業績は建設業界の好不調の影響を受けます。昨年は公共・民間投資とも堅調だったため、おかげさまで当社の業績も非常に好調でした。

発電機製品は、消防法で設置が義務付けられている火災時のスプリンクラーや排煙設備稼働を目的としたものが中心です。これに加え、東日本大震災後は企業が策定する事業継続計画(BCP)の普及に伴い、災害による停電への備えとして非常用発電機の導入が広がりました。

小規模な福祉施設などを対象とする出力4㌗の製品から、巨大物流倉庫やデータセンターなどを対象とする出力2千㌗級まで、幅広く対応しています。データセンターはクラウドサービスや人工知能(AI)の普及で建設が増えており、データ消失を防ぐため、災害などで停電しても電力供給を絶やさないよう非常用発電機を設置します。海外メーカー製が多い中、需要をしっかり取り込んでいきたいと考えています。

災害時や停電の際に使う移動電源車は、軽トラック車から無限軌道式の大型車まで4タイプを開発、販売しています。昨年1月には常総市と「災害時における移動電源車等の提供に関する協定」を締結しました。自治体や企業からの問い合わせは増えており、災害時以外にも、スポーツ大会や屋外イベントなど多様な用途に平時から使っていただけることをPRしています。

国が推進する国土強靭(きょうじん)化政策においても、非常用発電機の導入は防災・減災の施策として関心が高まっています。信頼される製品とサービスの提供を通して、引き続き、社会の発展に貢献してまいります。


つくば市桜3-11-1 ☎ 029(857)4341
創立/ 1920(大正9)年3 月20 日
事業内容/自家発電装置の製造・販売


https://www.tokyodenki.co.jp/

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