2026年度県政の焦点
政策企画部長 木名瀬貴久さん
新産業拠点形成図る

きなせたかひさ 常陸太田市出身、在住。茨城大人文学部卒。1989年入庁。総務部次長兼知事公室長、県民生活環境部長などを経て2025年4月から現職。59歳。
-本年度の取り組み方針は。
県政運営の基本方針となる第3次県総合計画に基づき、「活力があり、県民が日本一幸せな県」の実現を目指す。特に重点的に進める三つの取り組みとして、本県に他地域にはない特長をつくる「差別化」、本県の将来の発展を見据えた「インフラへの投資」、「多様な人財が活躍できる社会の実現」を強力に推進する。
-本年度の重点的な事業は。
「いばらきカーボンニュートラル産業拠点創出プロジェクト」の下、本県の成長をけん引する新産業拠点の形成を図る。水素やアンモニアなど次世代エネルギーのサプライチェーン構築や、民間企業のチャレンジングな取り組みへの支援などを引き続き進める。
つくばエクスプレス(TX)については、土浦延伸と東京延伸の一体的な実現に向けた調査・分析を引き続き実施し、延伸計画の素案を磨き上げ、延伸構想の実現を目指す。10月には「シン・いばらきメシ総選挙2026」を開催し、魅力ある新たな「食」の観光資源の創出と、県内外へのプロモーションを展開する。
-県北振興については。
日立市と日立製作所が取り組む共創プロジェクトに、県も主体的に参画する。山間部の多様な「里山資源」に焦点を当て、誘客プロモーションや体験型コンテンツ造成などで持続的な地域活力の創出を図る。常陸国ロングトレイルについては、周回コースとして国内最長となる約350キロの全線開通を予定しており、国内外での認知度向上と誘客促進を図る。サイクリングとトレイルランニングを組み合わせた日本一過酷なレース「Okukuji X」は、話題性をさらに高めた第2回大会を開催し、県北地域の魅力を国内外に発信する。
