2026年度県政の焦点

福祉部長 市村美江さん

健康長寿、実現目指す

いちむらよしえ 茨城大教育学部卒。1992年入庁。営業戦略部国際観光課長、総務部知事公室秘書課長、政策企画部県北振興局長を経て2024年4月から現職。60歳。

-高齢者プランの策定について。

 人生100年時代といわれる超高齢社会の到来や単身高齢世帯の増加などにより、高齢者を取り巻く課題が複雑化する中、住み慣れた地域で自分らしく安心して生活できる社会の形成は、重要性を増している。
 そこで、多様化するニーズに応じた介護・福祉サービスの適切な提供や、地域で支え合う環境づくりなどの施策を一体的に推進するため、本年度、高齢者施策の新たな指針となる「第10期いばらき高齢者プラン21」を策定し、「健康長寿日本一」の実現を目指す。

-少子化対策は。

 一方で社会を維持していくためには、少子化への対応も不可欠である。本年度から、妊娠・出産を希望する夫婦を対象に、「プレ妊活健診事業」を開始する。また、若い世代の男女が性や妊娠に関する正しい知識を身に付け、将来の妊娠・出産に向けた健康管理を行う「プレコンセプションケア」の普及啓発を行い、不妊の予防やライフプランを考える機会を提供する。
 併せて不妊治療に取り組まれる方の経済的負担の軽減を図るため、先進医療にかかる費用の一部助成に加え、治療開始年齢が40歳から43歳未満の方を対象に、保険適用外となる4回目と5回目の生殖補助医療にかかる費用の一部を助成する。

-ひとり親支援について。

 さらに子育てと就労を一人で担っているひとり親世帯について、18歳以下の子どものいる世帯を対象に、家事・育児を代行する家庭生活支援員の派遣や施設での子どもの一時預かり事業を開始する。ひとり親世帯の約9割を占める母子世帯では、就業している母親の4割以上がパートなどの非正規雇用であることから、正規雇用での就業やそれに向けた就職活動が可能となるよう支援を行っていく。