茨城県関連企業・団体新年展望

2024

100年企業へSDGs活用

茨城グローブシップ㈱
代表取締役社長 藤平 浩明

 昨年は、コロナ禍という暗く長いトンネルから脱出し社会経済活動が正常化する一方、物価・人件費の高騰と深刻な人手不足に悩まされた一年でした。こうした中、当社は水戸市民会館や県内大型工場などの新規業務立ち上げに注力し、業容の大幅な拡大を図ることができました。

 今年の国内景気は、中東情勢やウクライナ情勢、米中の経済動向、物価・為替の動向などなど、不透明要素が多く引き続き予断を許さない状況が続くものと思われます。そうした中、労働集約型であるビルメンテナンス業界は深刻な人手不足を背景に、賃金の上昇圧力が一層強まっていくものと見込まれます。選ばれる企業となるべく人への投資、人的資本経営への取り組みを一層進めていく必要があります。また、AIロボットの活用をはじめ、DXによる業務の効率化、生産性向上をさらに進めていきます。

 当社は本年9月におかげさまで創立50周年を迎えますが、これに先立ち昨年SDGsへの取組を宣言しました。SDGsには社会が抱える様々な課題が網羅されており、これらへの対応は持続可能な経営戦略としても活用できると考えます。①安全で健康的な職場づくり②環境への配慮③質の高いサービスの提供④ダイバーシティー経営の促進の4項目を大きな柱として、17の具体的な目標を設定し2030年のゴールを目指すとともに、100周年に向けて持続可能なより強固な経営基盤を確立してまいります。

 ビルメンテナンス業はいつになっても社会にとって必要不可欠な仕事だと考えます。当社は建物総合管理のプロとして、今後ともお客様の様々なニーズに応えながら地域社会に貢献してまいります。


水戸市泉町3-1-28 第二中央ビル2F
建物施設の設備保守業務並びに建設工事、清掃、環境衛生、マンション管理、放射線管理業務の請負等  1974年9月設立


http://www.ibaraki-gs.co.jp

茨 城 新 聞 社