茨城県関連企業・団体新年展望

2024


笑顔としあわせを食卓に

茨城県銘柄豚振興会
会長 鴨川 隆計

 ローズポークは令和5年の4月にブランド誕生40周年を迎え、令和元年から取り組んできたリブランディングの実践として、食味・指定飼料の科学的検証やSNS・ユーチューブ・紙媒体を活用したブランドの再構築を進め「おいしさもしあわせも、こっそり底上げ。」のキャッチフレーズでPR活動を行いました。また、大手コンビニと協力しローズポークを使った商品を県内全域で販売するなど、幅広い層のお客様から好評をいただきテーブルミートとしてだけでなく、様々な利用シーンでの存在感を示した年でもあります。

 昨年は、猛暑による生産への影響やエネルギー・飼料・資材等のコスト高は養豚農家の経営を圧迫する一方で、物価高により家計消費が伸び悩み、国産より安価な輸入豚肉との競争など、課題が乱立した年でした。

 24年は物価の高止まりが続き、インバウンド需要が火付け役になり、国内消費が活気づいてくることが予想されます。為替が円高に振れ飼料価格が下がることを期待しますが、輸入豚肉との競争激化に向けた対策を並行して進めなければなりません。

 ローズポークは継続して安全性、安定供給、おいしさの追求を続け、「笑顔としあわせを食卓に届ける」ブランド豚としての取り組みを展開し、消費者にブランドの価値を共感してもらうことが重要だと考えております。

 今後も時代の変化やお客様のニーズに応えるため生産者とともに品質の高いローズポークを提供し続けるとともに、混合堆肥肥料の開発・普及や国産飼料米の活用などの耕畜連携を通し、環境にやさしい循環型農業の実現を目指し挑戦を続けてまいります。


茨城町下土師1950-1  ローズポークの生産振興および流通の確立 ブランド価値訴求、消費宣伝、生産者や販売・飲食店の指定
生産者/令和4年度 19名 36,525頭  指定店/販売店舗 139店、飲食店舗 54店


https://www.zennoh.or.jp/ib/rosepork/

茨 城 新 聞 社