茨城県関連企業・団体新年展望

2025

宿泊需要増、客室に投資へ

ホテル日航つくば
㈱筑波学園ホテル代表取締役社長 石田 奈緒子

昨年のつくば周辺の宿泊需要が大変高かったこともあり、弊社もその勢いに後押しされて予想以上の成果が上がりそうです。特に3年ぶりに営業を再開したJALシティつくばは当初、かなりの苦戦を見込んでいましたが、この旺盛な動きに助けられました。

反面、宴会やレストランなど飲食を伴う部門は、継続する人手不足が原因で思うような営業ができず、満足のいく結果には至っていません。  

今年は昨年同様に宿泊マーケットが活発に動くと見込んでおり、日航とJALシティともに客室部門への投資を計画中です。

また、飲食部門の人手不足への対策は、ホテル全体の最優先課題と位置付けており、社内のDX化なども含め、グループを挙げてあらゆる方策に取り組んでいく予定です。

環境省が進める脱炭素先行地域につくば市が認定され、その対象エリアは、つくば駅を中心とした概ね半径500メートルの範囲で、弊社も含まれます。2050年カーボンニュートラルに向けて民生部門の電力消費に伴うCO排出の実質ゼロや、温室効果ガス排出削減を目指します。

これらの動きを背景に、弊社もクリーンエネルギーの使用や廃油を活用した環境改善、またフードロス削減関連の活動などを、今年4年目となる「つくたびプロジェクト」に反映させます。地元つくばの観光資源を積極的にPRしながら、お客さまに喜んでいただける多くの商品を用意する計画です。

従業員が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることで、お客さまの満足創出や地域の皆さまのウェルビーイング実現につなげてまいります。


つくば市吾妻1-1364-1 TEL029-852-1112 開業/1983年6月 事業所/ホテル日航つくば(同所)客室164室、ホテルJALシティつくば(同市竹園)客室186室


https://www.nikko-tsukuba.com/

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