茨城県関連企業・団体新年展望
2025
相続登記、安全かつ迅速に
茨城司法書士会
会長 中村 慎一氏
新年あけましておめでとうございます。本年も登記・法律事務の専門家、司法書士をよろしくお願いいたします。
いよいよ昨年４月１日から、相続登記の義務化が始まりました。相続人は、不動産を相続で取得したことを知った日から３年以内に相続登記をすることが法律上の義務になりました。この法律が施行される前に相続した不動産も、相続登記がされていないものは義務化の対象になりますので注意が必要です。
これからは、正当な理由がないのに相続登記をしない場合、10万円以下の過料が科される可能性があることになります。
相続が発生しますと、さまざまな手続きがいっぺんに押し寄せてきますが、中でも相続登記は最も難しい手続きの一つだといわれています。われわれ司法書士は、安全かつ迅速に相続登記を申請して、皆さまの不動産に関する権利を守ります。
ところで相続登記が義務化された理由には、所有者不明土地の増加といった社会経済問題があります。不動産登記簿が適時に更新されず所有者不明土地が拡大しますと、所有者の探索に多大の労力が必要になり、公共事業や民間の土地の利活用が円滑に進まなくなってしまいます。
私たち司法書士は、１５０年を超える伝統と実績を持ち、県民の皆さまの相続登記申請を支援し、所有者不明問題の解決に取り組む法律専門家です。県内には３４０人以上の司法書士がいて、法務局（登記所）や市町村とも連携して相続登記の促進に取り組んでいます。
「相続登記は司法書士！」。
まずはお近くの司法書士事務所へどうぞお気軽にご相談ください。
TEL029-225-0111 無料相談実施中。
詳しくは茨城司法書士会ＨＰまで
茨 城 新 聞 社