茨城県関連企業・団体新年展望

2025

圏央道4車線化一層進む

東日本高速道路㈱
つくば工事事務所長 森脇 豊一

昨年、圏央道の東北道と常磐道の間に位置する坂東PA(内回り)が4月23日にオープンし、10月11日には坂東市のハイウェイ・オアシスの一部となるコンビニエンスストアが先行オープンしました。これにより、高速道路を利用するお客さまの適切な休憩機会が確保され、安全性が高まるとともに高速道路内外での利便性が向上しました。

本年夏ごろには、圏央道のつくば牛久IC―牛久阿見IC間および阿見東IC―稲敷IC間の4車線化が完了する予定で、年度内にはつくば中央IC―つくばJCT間の4車線化も完成見込みです。経済産業省の2023年工業立地動向調査では、茨城県が「県外企業立地件数」と「工場立地件数」で全国1位を記録し、圏央道の4車線化によるさらなる産業振興や地域活性化が期待されています。また、渋滞緩和や重大事故防止にも寄与してまいります。

東関道の潮来IC~鉾田IC間の新設事業では、鹿行地域の観光振興や、常磐道とのダブルネットワークによる災害時のリダンダンシー機能が期待されており、26年度までの開通に向け、国土交通省との共同事業として鋭意工事を進めているところです。

各自治体が主体となって進められているスマートIC事業については、一般道の渋滞緩和や利便性向上に加え、救急搬送に伴う時間短縮など地域経済の活性化を推進するため、国や県、市など関係機関と綿密に連携し、1日でも早い開通を目指して取り組んでまいります。

NEXCO東日本では、高速道路の効果を最大限に発揮し、茨城県を含む地域の発展と暮らしの向上を支え、日本経済全体の活性化に引き続き貢献してまいります


NEXCO東日本つくば工事事務所は、圏央道坂東IC―大栄JCT間の4車線化、東関道潮来IC―鉾田IC間の新設、スマートIC5カ所の新設事業などを担当している


https://www.e-nexco.co.jp/

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