茨城県関連企業・団体新年展望

2026

安定供給へ生産流通確立

茨城県銘柄豚振興会
会長 大和田晃

昨年は、飼料価格の高止まりに加え、資材等の経営コスト上昇が続き、養豚経営は引き続き厳しい状況でした。昨夏は気象庁の統計史上最も暑い夏で、養豚農家では繁殖成績不良や増体不足による出荷頭数が減少しました。一方で、価格の指標となる東京市場の枝肉上物価格が過去最高値を記録する高騰を見せ、生産者の所得向上につながる明るい兆しと、消費者への影響が話題となった一年でした。

昨年の暑さは、今年の肉豚出荷頭数にも影響すると思われ、肉豚価格の上昇傾向は続くと見ています。景気全体としては、消費者ニーズの二極化が進むと予測されます。価格重視の節約志向が増す層と、安全・安心や国産・品質を求める志向が増す層です。われわれが目指すべきは、持続可能な畜産を支えるため、ローズポークの品質を追求し、その価値が正当に評価される市場の確立です。そのため、従来の課題に加え、スマート農業技術の導入など、生産者が生産コストを賄える安定的な生産基盤の構築が業界の大きな展望・課題です。

当会は引き続き、「定時・定量・定質」の安定供給を最優先課題とし、暑さ対策に注力し、スマート畜産技術や、環境に配慮した持続可能な生産技術の導入・普及を検討・推進することで、生産基盤の強化を図ります。また、国産飼料原料を指定配合飼料に活用し、リブランディングで高めたローズポークの品質を維持・向上させる研究課題も継続します。安全で新鮮なローズポークを、県民の皆様のテーブルミートとして安定供給できるよう、環境循環型の農業に配慮した生産流通体制の確立や、県産ブランド豚肉としての地産地消・食育活動を積極的に展開していきます。


東茨城郡茨城町下土師字高山1950-1 県内で生産される銘柄豚「ローズポーク」の生産振興及び流通の確立を図る 指定店は、販売するお店135店舗、食べられるお店69店舗(11/18時点)


https://www.zennoh.or.jp/ib/rosepork/

茨 城 新 聞 社