
茨城県関連企業・団体新年展望

2026

広告、AI主導の時代に
㈱セイビ堂
代表取締役CEO 阿部慎也氏

広告・デジタルサイネージ業界は引き続き、成長局面にあると考えています。
デジタルサイネージ市場は2030年までに約1・5倍に拡大し、広告市場においてもインターネット広告が全体の約半数を占めています。さらに、リアル空間とデジタルを横断した広告評価や、購買行動と連動する施策への期待も高まっています。
一方で、国内市場では海外製ツールやプラットフォームへの依存度が高く、せっかく生まれた広告価値や利益が海外に流出している点に強い問題意識を持っています。日本独自の商習慣や文化を理解しつつ、国際基準で戦える国産プロダクトの必要性を強く感じています。
26年は、生成AI(人工知能)の進化により、プロモーションメディアと動画広告の存在感がさらに高まると見ています。クリエイティブ制作だけでなく、配信制御や効果測定、改善サイクルまでAIが担う時代が本格化し、広告は「感覚」ではなく「数値と成果」で語られる領域に移行していくでしょう。
これにより媒体価値の透明性が高まり、真に効果のあるメディアだけが選ばれる時代になると考えています。
当社は、設計、製造、施工、保守、システム開発、広告運用までを自社で担う一貫体制を強みとしています。看板広告がI T 化する中、「空中戦」では大手IT企業にかなわない部分もあります。ただ、全国300社以上の施工ネットワークを生かした現場力は、簡単に代替できません。
私たちはこの現場をITで再定義し、フィールド実装力を武器に、日本発の広告インフラを創り上げていきたいと考えています。

1967年創業。看板制作からデジタルサイネージまで一貫提供する広告総合企業。

茨 城 新 聞 社