
茨城県関連企業・団体新年展望

2026

農業の多様化、対応急ぐ
水郷つくば農業協同組合
代表理事組合長 池田正氏

昨年は、酷暑の夏、世界情勢の不安定化が続き、燃油や肥料、生産資材などが依然として高止まりの状況となり、農業も大きな影響を受けました。わが国の食料自給率はなお低水準の状況で、日本は食料を海外に依存し過ぎていると感じています。
世相を表す「今年の漢字」は、1位が「熊」、2位が「米」で、まさにこの1年を象徴するような内容だったと思います。どちらも自然環境の激変が大きく影響していると受け止めています。
今、日本の食・農業は多くの課題に直面しております。私たちの身体は食べたものでしかできていません。農業・食は命を育む産業です。
JAには食糧を安定供給する使命があります。そのためには日本人の主食であるお米をはじめとした農産物に関し、適正な価格形成がなされるよう情報発信を強化するとともに、多様化する農業形態・経営に合った対応を急ぎ、自然環境にも配慮した持続可能な農業にしていかなくてはなりません。
本年も国の内外に向け、積極的にトップセールスに当たります。ブランド力の強化と冷凍野菜、梨選果場の糖度センサーの導入など、新技術にも取り組み、ネットやSNS(交流サイト)の活用など、時代に合った新たな販路拡大に取り組んでまいります。
さらに、国は外国人労働者との秩序ある共生社会の実現を目指して法改正を進めています。当JAとしましても、法改正に適合した外国人技能実習生の働き方や、新たな人材確保に努めてまいります。
JAの強みは総合事業です。環境の変化をチャンスと捉え、農家や地域に寄り添い、食・農を通じて地域社会に貢献してまいります。

土浦市田中1- 1- 4 2019年に県南地区の7市町村にまたがる3JAが合併。特産品は日本一のれんこんはじめ多くの農産品があり、農産物直売所には年間120万人が来店

茨 城 新 聞 社