
茨城県関連企業・団体新年展望

2026

女性疾患、診断精度を向上
つくば国際ブレスト&レディースクリニック
院長 植野映氏

昨年は、院内のファシリティー(経営資源)整備が進み、優秀なスタッフを迎えることができ、当院は大きな飛躍の年となりました。
医療界全体を見ると、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬など革新的な治療薬が次々と登場し、医学の進歩は目覚ましいものがあります。特に肺がんにも適用されるようになったPD―1関連薬剤は、一時1年間で1兆7千億円(国民医療費の1・4%)を占めるに至り、同様の高額薬剤の普及とともに医療費の急速な増大を招いています。医療者の待遇が向上したわけではなく、国民皆保険の下ではむしろ相対的に減少しているのが実情です。大学病院は働き方改革と相まって経営が一層厳しく、構造的な問題を整理しなければ医療は持続可能性を失しかねません。
当院は筑波大学および近隣の基幹病院と連携を密にし、乳腺外科・婦人科に関する初期診療、術後の補助療法、経過観察、さらには在宅医療や緩和ケアまで切れ目なく支える体制を強化していきます。
早期発見・早期治療は医療費抑制にも直結するため、昨年度は最新の超音波診断装置を導入し、今年はマンモグラフィーを更新して診断精度のさらなる向上を図ります。
在宅医療は患者にとって生活の質を保てるだけでなく、入院費軽減にも寄与します。国が推進する地域ケアシステムに沿い、有料老人ホーム・病院と連携し、患者に寄り添った医療の提供へ、人材確保とICT環境充実を進めます。
当院は乳腺と婦人科の初期診療に対応した専門クリニックです。また、がんなどで緩和医療に移行した方が残された貴重な時を有効に使えるよう、寄り添った在宅医療に当たっています。

当院は、乳がんの診断と治療に特化した乳腺外科、幅広い一般的な婦人科診療、そして緩和医療を主体とした在宅診療部からなるクリニックです。

茨 城 新 聞 社