
茨城県関連企業・団体新年展望

2026

人づくりの拠点に支援を
筑波大学
学長 永田恭介氏

謹賀新年。皆さまにとってご多幸の年であることをお祈り申し上げます。
筑波大学は世界最高レベルの教育・研究拠点として発展したいと考えています。そのためには、基礎研究にとどまらず、企業との共同研究を推進するなど、社会全体との密接な連携が必要です。大学に求められる一つが〝人づくり〟です。それには、研究分野だけでなく、教育分野全体への支援が欠かせません。中央教育審議会の最新の答申では、「企業や社会全体が教育の受益者であるという認識を踏まえ、多様な経済的支援の必要性や社会からの支援強化」が示されています。
教育への投資は、即効性のある、目に見える効果がすぐには分からないかもしれませんが、必ずや社会に還元されていきます。大学で学ぶ若者たちは、数年後には社会に出て、さまざまな現場で活躍していくはずです。
本学へは多くの方からの支援を頂いています。施設や設備などに命名させていただき、お名前を記念に残すものや、特定の目的のためのクラウドファンディングなどがあります。本学では、老朽化した施設の改修や新たなイノベーションを生み出す施設を新設していきます。日米で進める人工知能(AI)の研究拠点もその一つです。一方でスポーツ分野では、地域への貢献にも力を入れています。
教育への投資は人への投資であり、それはやがて社会に還元されていきます。そんな考えが社会に浸透していくことを願いつつ、2023年に開学50周年を祝った筑波大学は次の50年に向けて歩みを進めています。社会全体で「知の拠点」たる大学を見守っていただきたく、お願い申し上げます。

日本初の高等教育機関「師範学校」が前身、創基153年の歴史。1973年新たな総合大学として開学。人文、社会、人間、理工、情報、生命環境、医学、体育、芸術などを有する。

茨 城 新 聞 社