
茨城県関連企業・団体新年展望

2026

体験、探求の学び深める
茨城キリスト教学園
理事長 笹尾光氏

昨年を振り返ると、大学では、念願の「DX推進室」がスタートしました。学生一人一人の学びやサービスの向上が狙いです。学園が取り組んできた「身の回り5㍍のDX」から始まった変化の波は、業務の効率化から教育研究領域に及んできました。学園では、休暇制度を充実させ、教職員のウェルビーイング向上を図りました。これも教育の質向上が目的です。
高校では、柴田弥聖選手がアジア大会U18陸上女子200㍍で銀メダル獲得の快挙。女子駅伝チームは6年連続28回目の全国大会で快走。コーラス部やハンドベル部は地域貢献の活動を広げています。
学びの面では高校の「探究学習」の深化がめざましく、生徒たちは自ら課題を発見し実社会に出て専門家や研究者に会って学び、解決策を探り、形に仕上げました。食品ロスの地域課題に取り組んだ班は干し芋の残渣(ざんさ)を活用したレシピを発案。茨城大とメーカーの協力を得て「はしっぽあんこ」の名前で、高校初の商品化を実現しました。多文化の共生をテーマにしたグループは、学園初のクリスマスマーケットを成功させました。これは、大学の未来教養学環を中心とした体験型学習と呼応し、今後の学園の学びの核となります。
来年に迫った創立80周年に向け、学園のシンボル、キアラ館礼拝堂の大規模修繕を行い、貴重な建築的価値を持つ空間を多くの方に実感してもらう環境を整備します。AⅠ(人工知能)などの活用はもちろんのこと、同時に体験型の学習に力を入れ、自分が進むべき道を自分で見いだせる人を育んでいきます。その学習の一環として、学園の中に自然に触れ、地域の方と交流できる場を構想しています。

日立市大みか町6-11- 1 ☎0294(52)3215 大学・大学院、高等学校・中学校、認定こども園 学園設立/1947年

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