茨城県関連企業・団体新年展望

2024

観光資源PRの催しに力

ホテル日航つくば
㈱筑波学園ホテル代表取締役社長 馬場 清康

 昨年の経営状況は、肌感覚として全体的にコロナ禍前に戻ったという印象です。宿泊部門は高い客室稼働率をキープでき、台湾や香港など外国のお客さまも戻ってきました。

 一方、業界全体で叫ばれている人手不足に関しては、レストラン部門で定休日を継続して設定せざるを得ない状況となるなど弊社も例外ではありませんでした。その対策として、社内DX化やマルチジョブの推進、グループホテルからの派遣なども視野に入れ、外国人採用によるダイバーシティの推進にも力を尽くします。

 営業面では、開業40周年を記念して、年間で20本を超えるイベントを開催しました。

 今年は、発足して3年目となる「つくたびプロジェクト」のさらなる充実を図り、つくばの観光資源を積極的にPRしていきたいと思います。地元の農園と連携した収穫体験など、お客さまと地域の人々を結びつけながら、従業員もワクワクするような旅や趣味の会などのイベントを数多く計画しています。

 さらに、休館していた「ホテルJALシティつくば」は2月1日に営業を再開します。全客室のベッドを理想の寝心地を追求したシモンズ製に一新するなどお客さまの満足度を高めます。また、新たな日本料理店もオープンします。

 SDGsの取り組みにも引き続き力を入れます。クリーンエネルギーの使用や環境改善、フードロス削減につながるような活動を行っていきたいと考えています。

 従業員が幸福で安心して働ける環境の整備は最優先の課題と認識しています。おのおのが、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、ウェルビーイングの実現をサポートしていきます。


つくば市吾妻1-1364-1 TEL029-852-1112  開業/1983年6月  事業所/ホテル日航つくば(同所)客室164室、ホテルJALシティつくば(同市竹園)客室186室


https://www.nikko-tsukuba.com/

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