茨城県関連企業・団体新年展望

2024

環境DX事業の拡大図る

関東道路㈱
代表取締役 武藤 正浩

 弊社特許の「ソーラーパネルリサイクルプラットフォーム(SRP)」の情報処理システムが完成。2005年からスタートした環境ビジネスが一層厚みを増してきました。弊社の企業理念「地球環境の保全と改善を通じて社会に貢献する」のもと、一般家庭可燃性ごみ100%リサイクル、SRPの2事業に、完全自家消費型太陽光発電事業が加わり、環境ビジネスから環境DXへと、プラットフォーム事業が飛躍した一年でした。

 今年は、今まで以上に環境問題、特に再生可能エネルギー推進がより一層求められるとともに、中長期的な経済成長と安定化に向かうと考えます。

 SRPの情報処理システムは県内にとどまらず、昨年、栃木県の大手企業が同事業に提携・参加したことにより、環境DX事業を北関東全域へと広げてまいります。そして、千葉県や埼玉県、将来は関東一円、東北エリアへの拡大を目指したいと考えます。

 SRP事業拡大と環境DX構築に向けて、それを担う人材育成にも力を注いでいかなくてはなりません。そのために(社会人が学び直しをする)リスキリング、リカレントなどを導入してきました。昨年、県が行う「いばらきリスキリングプロジェクト」に参加し、リスキリング推進企業を宣言しました。

 SRPが産み出す環境DX事業のうち、再生可能エネルギー普及事業、ソーラーの廃棄問題解決と災害防止、ソーラー事業終了に伴う土地の有効利用事業は第一歩を踏み出し、今年は将来を見据えたソーラー電力の集積事業の基礎固めにかかりたいと考えます。環境DX構築により、着実に社会貢献を進めてまいります。


本社/筑西市下川島635  栃木支店/栃木県壬生町中央町13-15
事業内容/建設業(土木・舗装)、リサイクル業、製造業など


https://www.kanto-doro.co.jp/

茨 城 新 聞 社